OCZ Vertex Turbo 30GB版 速度劣化・回復
購入して「プチフリ」も無くていいなーと思っていたら、いつの間にか速度が
遅くなり、いわゆる劣化現象が起こるようになりました。
,
OCZ製のVertex Turbo シリーズはSamsung製NANDフラッシュ(MLC型)
に64MBのElpida製SDRAMキャッシュ(180MHz/vertexは166MHz)を
搭載したINDILINX社製BarefootコントローラのSSDです。
通常のVertexとはファームウェアも違っている上、今のところOCZ社は
新ファームウェアは公開していません。
ですが現在の1.0バージョンでもTRIMに対応しています。(CrystalDiskInfo等
による)ですのでwiper(OCZ提供のTrim)ツールが利用できるはずです。
,
まず速度を回復させる方法でいろいろ方法が考案されています。0Fillだとか
HDDEraseとか…一部ではデフラグも効くといいますが、どれも効果はあまり無い
というか余計遅くなってしまいました。
OCZ社が用意しているSanitary Eraseを思い切ってやってみることにしました。
WindowsXP/VISTA/7
http://www.ocztechnologyforum.com/forum/attachment.php?attachmentid=10681&d=1245148280
,
,
1.まずSSDをつないでいるSATAコントローラーをIDE互換モードにします。
つまり「標準デュアル チャネル PCI IDE コントローラ」の状態です。
または「Standard AHCI 1.0 Serial ATA Controller」にします。
wiperツールもそうですが、RAIDを組んでいると使えません。BIOSで
SATAの項目をIDEにする必要があるマザーボードもあります。
IDE接続扱いで無いと、Sanitary EraseはSSDやHDDを認識できません。
,
2.Sanitary Eraseを起動。Zipファイルを解凍すると中に実行ファイルが。
起動すると0~数字と、それに対応するSSDとHDD情報が出てきます。
ここでSanitary Eraseを使いたいドライブの数字を打ち込んでEnter、
パーティションテーブルを消すかどうかについても、聞かれる場合もあります
がここもYもしくはYesと打ち込んでEnterを押します。30GB版はほぼ一瞬で
全てのデータが消えます。
※OSのシステムドライブにしている場合、アプリケーションの起動用にしてある
場合もバックアップはとっておいた方がいいです。データが消えないという人
もいるようですが、今回全てのデータが消えました。
,
3.データを元の状態に戻します。(このときバックアップのソフトによっては劣化も
そのまま受け継がれる、効果が無いという話も)
,
,
これで速度が回復するという話ですが…実際効果があったのはこれでした。ほぼ
購入時に近い値です。
※効果が無いという人もいます。
,
--------------------------------------------------
CrystalDiskMark 2.2 (C) 2007-2008 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------
Sequential Read : 142.879 MB/s
Sequential Write : 46.479 MB/s
Random Read 512KB : 130.290 MB/s
Random Write 512KB : 33.430 MB/s
Random Read 4KB : 24.188 MB/s
Random Write 4KB : 4.695 MB/s
Test Size : 100 MB
から以下のようになりました。まぁ…最初はもっとよかったですが
かなり速度が回復しました。Sanitary Eraseをつかうのもひとつの
手ではないでしょうか。OCZ製SSD以外でも使用例はあるようです。
※あくまで自己責任で
コメント
コメントを投稿