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パートタイムへの移行

4時間勤務も早いもので1か月を経過した。 ウオーキング等で年末年始の間、体力を落としすぎなかった のが良い結果だったのか、仕事内容が限定的だったのが良かった のかスムーズに6時間勤務に移行できた。 > 6時間勤務で1週間を過ごした感じとしては、土曜日も出勤の 6連勤がなんとか体調を維持できたことで 成功の手ごたえを得た半面 休みの日曜は、二度寝をしたり昼寝をしたりと 疲れ自体はしっかり溜まっていたという事だろう。 実の所もっと楽にフルタイム勤務に戻せるかも という甘い気持ちがあったのだが、暫くは無理そうである。 とりあえず6時間働く(休憩も含めると7時間)のを 日課として当たり前のものとする事。 だと思う。以前のようにフルタイムに 戻すにはまだ、不安が大きい。 おそらくまだ、週末の休みには寝ていないと 体調が安定しない時期が続くだろうから 無理はしない方向で行きたい。

2017年頭:服薬について

明けましておめでとうございます。 皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。 それはさて置き、現在の服薬状況。 とはいえ、入院して以降薬の種類と量は変わっていない。 クエチアピン100mgを朝、昼夜、寝る前で6錠 これだけではあるが、ジェネリックが出るまでは 薬代だけで相当の額がかかっており、負担だった。 クエチアピンは比較的副作用の緩い非定型 抗精神病薬ではあるが、それでも最初の2年位の眠気 立ちくらみ、口乾、食欲の増進、代謝機能低下、便秘 は顕著であった。 暫くは毎日食べては寝ての繰返しで、あっという間に 血液検査の値が悪化した。それでも許容範囲という 判断で、栄養指導による食事制限でなんとか しようと言う主治医の判断だった。 幸い、なるべく生活リズムを整えて3食を出来るだけ 決まった時間にして、最終的には運動を取り入れて 悪化を防いでいる。 しかし、このような強い副作用を持つ薬を飲み続ける以上 永くは生きられないだろう。ほぼ10年飲み続けているが 副作用は弱くはなったが、運動や食事カロリーは悩みの種だ。 いろいろと、副作用には悩まされるが、その代わり 引きこもって人の目や声、物音にビクビクしていた状態から 今のように仕事に限るとはいえ、コミュニケーションが 取れているのも、この服薬のおかげとも言えるので 簡単に辞めてしまうというのも難しい。 こういう精神安定を、完全に薬に頼っている辺り、やはり 障害があるという事なのだろう。

2016年の年の瀬に

今年は障害者雇用ながら、転職した事が一番大きな変化 だった。残念ながら体調を落とし、休職して復帰したばかり なので、安泰というわけでは無い。 来年は主に仕事面では、徐々に勤務時間をフルタイムへ戻して 行く事と精神的な安定を保つ事。 それが目標になるだろう。 来年の今頃、「ここは良くなった」と思える事が一つでもあると 更に次の年に繋がるはずだ。 振り返ってみると以前のアルバイトに就いた 数年前に匹敵する、大きな変動が あった年になった。 今年の転職が必ずしも成功だったと いうことはまだ言えないが それでも治療に専念して、もやもやした 焦燥感のようなものを感じていた時期より 一応「働けている」というのは、年を経るごとに 社会で何らかの役をこなしている実感を 得ているように思う どちらにしろ、両親も高齢であるので 出来る限りの経済的な自立は、求められている。 口に出さずとも、そういう不安をもっていることは伝わる。 無理はダメだが、やはり症状が安定しているなら 何らかの形で収入を得る状態は維持したい。そう思う。

精神障害についてどう説明していいのか

これは恐らく、私自身もはっきりとは決められない。 「そんな他人事でも無いのに」とも言われて当然だが 難しい。 精神障害にもいろいろな精神病、症候群、最近では発達障害 で全く傾向が変わってくるし、症状の現れ方や寛解までの経過 も加わって個人差が大きくなっている。実はこの「分かりにくさ」 も精神障害者が雇われる時の壁にもなっている。 企業がこの人はどういう所が苦手で、どこが得意か? そしてどこの部署で、どんな仕事をして貰うか? すぐには分からない事だ。 という事で、「トライアル雇用」を利用して決めることに。 今回は3ヶ月を目途に本採用にするというものだった。 この制度は利用者も企業側もお互い良く知るために3ヶ月(6か月まで?) 使うというもの。利用者側で「向いていない」と思えば そこで労働契約が切れる。一応契約満了ということになるので 経歴上の傷は少ない。 私の県の場合、殆どは利用者の側が申し出て辞める事は あっても企業の方から断る事は起きていないらしい。 ただ私が不調というか、追い詰められたというか 追い詰めて症状が、再び悪化を始めたのはそれ以後だったのだ。 結局6か月を手前に限界が来てしまった。 根底には、やはり自分の特性や弱い部分を、うまく説明できて いなかったという面がある。上手く説明して、相談を腹を割って 出来ていればもう少し何とかなったはずである。 とはいえ今もまだ辞めてはいない。 一旦業務時間を減らしてはいるが、続けている。 こういった、柔軟性を適用してもらえるのは、やはり障害者雇用 なのかもしれない。 今は段々勤務時間や内容を戻していくのが、やるべき事だ。 ゆっくりやるしかない。

障害者雇用で雇われる事

私の抱える精神障害と、これまでの治療経過を考えると どうしても一般の枠組みでは就労は厳しいと考え、ハローワーク 障害者就労支援センターの助けも借りて今年半ばから 「雇っても良い」という企業へ就労という形になった。 正直な所、障害者雇用自体はそれほど数が無く 業種、職種共に、一般の求人程幅が無いのが実情と言える。 大都市ならまだしも、地方の田舎だったりすると一年中 ほとんど変わりのない求人数しかなかったりする。 全国的に見ると、障害者雇用は進んでおり、精神障害者の 雇用が「増えている!」らしいがその実感は無い。 私の場合も珍しく「特に障害は関係なく」「近くに住んでいる」 人材にヒットしたと言っていい。 地域の障害者支援センターに登録して、アルバイトを継続している というのも評価はされたようである。 企業としても、今も何らかの形で働いている」 というのは好印象だという。 意外な程、あっさり決まったものの精神障害者ははじめてである というのが、少し気になっていた。 実際、障害が見えにくいというのもあって、3障害では 就労については遅れがちで、そういう実験的に採用している企業も多い。 なかなかこれが難しいというのは、徐々に 分かってくる事になる。

簡単なアルバイトを続ける事

地区の就労支援センターを介して、アルバイトをしたのは 清掃会社である。障害者雇用としても比較的良くある業種だと思う。 ただ珍しい事に、勤務する場所の都合もあり 作業ごとに手分けして仕事を行うようになっている。 利点として ・一人当たりの作業が簡潔で分かりやすい。 ・ミスの所在が分散する。 欠点とした ・協力的でないと、効率は逆に悪くなる。 ・ミスに甘い人が増える可能性。 精神障害者以外の人も存在する会社だったので 恐らく試行錯誤しながら、やっている のだと思う。障害も本当に色々あるものだと感じた。 個人的には、「一人当たりの仕事が分かりやすい」 「責任が集中しない」のは良かった。 結局この仕事は3年以上続けるのだが 「簡潔」 「繰返し」 というのが私にはあっていたのだと思う。 協力して行うけれど、そこまで 親密に話す必要はない、同じ作業を繰返す それは対人面で不安のある自分には 気分の面でも楽になるし、慣れるのにも時間は 必要無く、いつの間にかそこで働くのが当たり前に なっていた。 体を動かして体重も減って、高くは無いが自分で 働いた証の報酬も入る。 しかし、一番は気楽に相談できる人が居て 簡単に解決は出来ても、不安や不満を吐き出せる これは精神を病む人間にとって 必須なのでは?とも思う。 最初の教育から、ずっと相談に付き合ってもらえた 事には感謝している。 高齢だったので、今もおられるか分からないが…

初めの一歩

アルバイトとはいえ、今までまともに働いた経験は無いわけで 体力、コミュニケーションは、付け焼刃ではどうしようも無いのを痛感した。 始める前に毎日一時間ウォーキングを、半年は続けていたが それでも初めは、帰ると倒れこむように眠っていた。 トレーニングや対話練習が意味がない訳ではない。 それがあったとしても、実際の現場では緊張もしているし、同僚と 会話するのも負担になる、という事。 出来る限りシフト制のバイトを選び、最初は週3日あたりで徐々に 5日へと増やすのが、良いと思う。それを許す企業も少ないかも しれないが、体力に自信が持てるまで半年はかかった。 仕事経験が少ない、未経験の仕事、治療のため薬も飲んでいる それを踏まえて、焦りがあってもゆっくりやるのが一番。 現実として、メンタルを病んだ人はどうしても体調に波がある。 休むことは無くても仕事のパフォーマンスが落ちる事は良くあることで 体調が悪いのを我慢すれば、最悪再入院もある。それでは また寛解状態へ戻すために時間がかかってしまうし、一旦築いた 職場での信頼を失う事にも繋がる。 私の幸運だった所は、両親が協力的で、同居しており 職場も障害者の特性を理解は出来なくても、容認して シフト構成したり、仕事の割振りをするという、余計な ストレスを感じないで、仕事を覚える事・なれる事に専念できた事 だと思う。 始めて一年間以上勤めたのもこのおかげと思う。 社会人になって初めて達成感を覚えた瞬間だった。