受け入れ難い病名

飲む薬とその量から、ある程度分かっては居たのだが
精神科の医師は「統合失調症」との診断を下していた。


精神科に入院した頃から、所謂精神病である事は
薄々分かっていたが、改めて現実に突き付けられると
すんなり受け入れられる訳ではなかった。

それは、「統合失調症」というのが、報道その他メディア
ネットでも殆どの場合、悪と見做されていることもある。
私個人は他人に危害を加える意識はないし、した事は無い。
が、恐らくそういった目で見られるという不安が湧いた。



何より、それを聞いた両親がどのような衝撃をうけたか
今でも分からないし、聞いたとしても正直な答えが返って
来るのだろうか?分からない。


しかしながら、これ以降両親の対応は変わった。
叱咤激励して、強制的に就業を奨める事はなく
私の方から「~をやってみようと思う」などと、積極性を示すように
なるまで、何も強制はしなくなった。
恐らく、私に対する期待をかなりの部分諦める事に
なったと思うし、将来の不安も私とは違うベクトルで
持ったはずである。

この変化には、本当に助かっているし、私の社会復帰に
良い方向で影響を与えたと、今も思っている。
デイケア通いから、アルバイトを始めるまで至ったのは
家族の理解は不可欠だった。



受け入れがたい病気ではあるけれど、そのおかげで
家族内の絆というか、大切さを改めて思い知らされる切欠だった。
その当時は驚くだけだったが、いまではそう感じている。

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