一つの転機

精神科に通院を初めて、すぐに社会復帰が出来たわけではない。
悪化して再入院していたり、就労に至るまで時間がかかった。


安定し始めて、毎日1時間歩くようになり実際に働くまで
4年程かかっている。20代後半はあっという間に過ぎた。
漸く、本格的に就労を考えて、ハローワークや病院のケースワーカー
に教えてもらい障害者就労支援センターに登録したのは
もう30手前だった。


障害者手帳はまだ取得していなかったものの、恐らく
一般の求人に応募しても、ついていけないという現在の主治医の
意見もあり、障害者就労支援センターの実習を受け入れている
企業のアルバイトを、取り合えずやってみる事にした。

これは障害者雇用の求人がとても少ない事が影響している。
首都圏やそれに次ぐ規模の大都市ならまだしも
地方の田舎となると、とても数が少ないのである。
それに加え、私の経歴が殆ど真っ白な事も問題だった。
希望は関係なく、どこかで働いた経歴を作る必要があり
そのアルバイトが空いている、それならやってみようという事だ。



割と投げやりな気持ち、心構えも無く始めたアルバイトだが
間違いなく私に変化をもたらした、一つの転機になった。

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